ソースネクストへの不正アクセスによるサイバー攻撃 まとめ-地域ケーブルテレビなど8社の対象サービス・個人情報漏洩を整理

サイバー攻撃の事例

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ソースネクストへの不正アクセスによるサイバー攻撃 まとめ-地域ケーブルテレビなど8社の対象サービス・個人情報漏洩を整理

ソースネクストが2026年10月15日に公表した会員情報の流出を受け、地域のケーブルテレビ・通信サービス事業者にも利用者への影響が及んでいます。10月19日までに、秋田ケーブルテレビ、イッツ・コミュニケーションズ、日本ネットワークサービス、ケーブルネット296、ケーブルワン、伊豆急ケーブルネットワーク、アドバンスコープ、愛媛CATVの少なくとも8社が関連サービスの利用者向けに告知しました。

今回の影響はソースネクストの会員情報システムへの不正アクセスによるものです。地域8社が個別に攻撃されたわけではありません。また、各社のスマホサービス契約者全員の情報が流出したわけでもなく、ソースネクストIDの登録状況や利用サービスによって影響対象が異なります。秋田ケーブルテレビでは一部顧客の外部流出が確認されています。

ソースネクスト情報流出による地域通信8社への影響まとめ

  • ソースネクストは2026年10月15日、会員情報取得APIへの不正アクセスに伴う個人情報の流出を公表しました。
  • ソースネクスト全体で流出した可能性のある情報は最大22,519,960件。地域通信8社の契約者数や流出確定人数を示す数字ではありません。
  • 10月16~17日、地域ケーブルテレビ・通信サービス提供元8社が、スマホ向けのソースネクスト製アプリなどに関連する利用者への影響を告知しました。
  • 秋田ケーブルテレビは第5報で、一部顧客の個人情報が実際に外部流出したことを確認。対象者の特定を進めています。
  • イッツ・コミュニケーションズ、ケーブルネット296などは、ソースネクストのマイページに登録した利用者の氏名・メールアドレスなどに影響する可能性を案内しています。
  • 愛媛CATVは、提供終了済みの「アプリ超ホーダイ」「子供パック」の過去利用者も、アカウント登録状況によって対象となり得るとしています。
  • 影響の有無を判断する際は、各社との契約だけでなく、利用者がソースネクストIDを作成したかどうかを確認する必要があります。
  • ソースネクストは全会員のパスワードを無効化し、利用者に再設定を案内しています。

【影響先一覧】地域ケーブルテレビ・通信事業者8社と対象サービス

公表元 影響対象となるサービス・利用条件 流出確認・影響の状況
秋田ケーブルテレビ(CNA) Akitaスマホ「スマートフォンセキュリティ」。利用者自身または機種変更時にソースネクストIDを作成した人 一部顧客の個人情報の外部流出を確認。対象人数は特定中(10月16日・第5報)
イッツ・コミュニケーションズ 「イッツコムスマホ(音声SIM)」の「スマートフォンセキュリティ」。ソースネクストに自ら会員登録した人 氏名・メールアドレスに流出の可能性(10月16日)
日本ネットワークサービス(NNS) NNSモバイルの有料オプション「スマートフォンセキュリティ」。紛失時の位置情報取得機能などのためIDを取得した人 会員情報流出を受けて注意喚起。同社システムへの不正アクセスは否定(10月16日)
ケーブルネット296 296モバイルの「スマートフォンセキュリティ」「SIMサポートパック」「安心サポートパック」でマイページに会員登録した人 氏名・メールアドレスに流出の可能性。登録項目にない住所・電話番号などは対象外(10月16日)
ケーブルワン 「ケーブルスマホ」のオプション「スマートフォンセキュリティ」利用者 ソースネクストの流出事案について注意喚起。パスワード変更の無料支援を案内(10月16日)
伊豆急ケーブルネットワーク(IKC) IKC経由で「イッツコムスマホ(音声SIM)」を契約し、ソースネクストに会員登録した人 氏名・メールアドレスに流出の可能性。イッツコム提供サービスに関する告知(10月16日)
アドバンスコープ 「ケーブルスマホ」のオプション「スマートフォンセキュリティ」利用者 氏名・メールアドレス等について注意喚起。パスワード再設定支援も案内(10月16日)
愛媛CATV 「スマート留守電」「サポート&セキュリティ」、提供終了した「アプリ超ホーダイ」「子供パック」の現・旧利用者でアカウントを登録した人 過去利用者も影響の可能性。単なるアプリ導入やシリアル番号登録のみなら対象外(10月17日・第2報)

この表は各社の告知内容を集約したものです。「一部顧客の外部流出を確認」とした秋田ケーブルテレビと、「流出の可能性」「注意喚起」とする他社の公表状況は同一ではありません。また、伊豆急ケーブルネットワークはイッツ・コミュニケーションズが提供するサービスについて案内しており、影響先の社数は独立した攻撃や会員データベースの数を意味しません。

【流出確認】秋田ケーブルテレビ、一部顧客の情報が外部へ

秋田ケーブルテレビは10月16日付の第5報で、ソースネクストへの照会結果を踏まえ、「スマートフォンセキュリティ」を利用する自社顧客の一部について、個人情報が外部に流出したことを確認したと発表しました。現時点では対象人数を特定しており、該当する利用者にメールなどで個別連絡する方針です。

対象になり得るのは、利用者自身がソースネクストIDを作成した場合だけではありません。機種変更の手続き時にIDを作成した人も含まれ、登録したメールアドレス、氏名、パスワードなどに影響する可能性があります。

【影響の可能性】ソースネクストIDを登録した利用者が中心

イッツ・コミュニケーションズは「イッツコムスマホ」の利用者のうち、ソースネクストのマイページに自ら登録した人を対象としています。伊豆急ケーブルネットワークの案内も同様のサービス提供関係に基づくものです。

ケーブルネット296は、対象となる3種類のオプションに申し込み、ソースネクストのマイページに会員登録した人に影響の可能性があると説明しています。対象となる情報は氏名・メールアドレスであり、住所、電話番号、生年月日などはその登録画面に入力欄がないため対象外としています。ソースネクスト全体の公表項目が、各地域サービスの利用者すべてに当てはまるわけではありません。

日本ネットワークサービスは位置情報取得機能の利用に伴うID登録を対象条件としています。利用中のアプリ名だけでは影響の有無を判断できないため、会員登録の有無と、登録したメールアドレスを確認する必要があります。

【過去利用者への影響】愛媛CATVは終了済みオプションも対象候補

愛媛CATVは10月17日14時22分更新の第2報で、現行の「スマート留守電」「サポート&セキュリティ」に加え、すでに提供を終了した「アプリ超ホーダイ」「子供パック」も対象サービスとして挙げました。過去にサービスを使っていた人も、ソースネクストアカウントを登録していれば影響を受ける可能性があります。

一方、アプリをインストールしただけ、シリアル番号を登録しただけ、または留守電の転送設定だけを行い、ソースネクストのユーザー登録をしていない場合は対象外と説明しています。通信事業者との契約終了と、ソースネクスト側の登録情報の削除は別の扱いです。

【発端】ソースネクスト本体への不正アクセスと最大2,251万9,960件

ソースネクストの10月15日付発表によると、会員情報取得APIへの不正アクセスは10月9日10時ごろに始まり、10月13日9時ごろに検知しました。同社は13日13時36分までに攻撃を封じ込めたとしています。

ソースネクスト全体で流出した可能性のある情報は最大22,519,960件で、メールアドレス、パスワード、氏名、住所、電話番号、会社名・部署名などが対象項目として挙げられています。ただし、各利用者の登録内容によって情報の種類は異なり、クレジットカード情報は当該システムに保存されていないとしています。最大件数は、地域8社の影響者数を合計したものではありません。

攻撃の経緯やソースネクスト全体の情報流出範囲は、既報のソースネクスト会員情報取得APIへの不正アクセスと最大2,251万9,960件への影響で整理しています。

影響を受ける可能性のある利用者・事業者の対応

利用者は、契約中または過去に利用していたオプションを確認し、ソースネクストIDを作成したか、機種変更時に登録されたことがないかを確認します。対象となるアカウントがある場合、ソースネクストの公式案内に従ってパスワードを再設定し、他サービスで同一パスワードを使っていれば使い回し先も変更します。案内メールのリンクを無条件に開かず、公式サイトから操作することも対策となります。

地域通信事業者側では、影響するオプションの提供期間、会員登録方式、過去の契約状況を確認し、ソースネクストから得た調査結果と照合して通知対象者を絞り込みます。顧客への説明では「対象サービスの契約者数」と「ソースネクストへの会員登録者数」、さらに「流出を確認した人数」を分けて扱う必要があります。

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