幼児活動研究会に不正アクセス、10月14日に不審な痕跡を確認 個人情報・取引先情報への影響を調査

セキュリティニュース

投稿日時: 更新日時:

幼児活動研究会に不正アクセス、10月14日に不審な痕跡を確認 個人情報・取引先情報への影響を調査

幼児活動研究会株式会社(東証スタンダード、証券コード2152)は2026年10月20日、同社のネットワーク環境で第三者による不正アクセスが確認されたと発表しました。10月14日に不審なアクセスの痕跡を発見し、対象システムの隔離や不正利用の可能性があるアカウントの無効化などの対応を実施しています。

同社は個人情報や取引先情報への影響を調査していますが、10月20日の発表時点では、情報漏えいを裏付ける事実は確認されていません。グループの事業活動やサービス提供への重大な影響も確認されていないとしています。

幼児活動研究会への不正アクセスのサマリー

  • 幼児活動研究会は2026年10月20日12時30分、ネットワーク環境への不正アクセスについて適時開示しました。
  • 10月14日に不審なアクセスの痕跡を確認し、初動対応と調査を開始しました。
  • 調査の結果、第三者による不正アクセスそのものは確認されています。
  • 同社は侵入経路と影響範囲を調査中で、システムログの解析を進めています。
  • 個人情報・取引先情報について、情報漏えいを裏付ける事実は現時点で確認されていません。
  • 対象システムの隔離、不正利用の可能性があるアカウントの無効化、監視体制・セキュリティ対策の強化を実施しています。
  • グループの事業活動・サービス提供、業績への重大な影響は発表時点で確認されていません。業績影響の精査は継続しています。
項目 2026年10月20日の公表内容
対象企業 幼児活動研究会株式会社(東証スタンダード、2152)
公表日時 2026年10月20日 12時30分
不審なアクセスの確認日 2026年10月14日
確認された事象 同社ネットワーク環境への第三者による不正アクセス
侵入経路・影響範囲 詳細調査中
情報への影響 個人情報・取引先情報などを調査中。漏えいを裏付ける事実は未確認
初動対応 対象システムの隔離、不正利用が疑われるアカウントの無効化など
事業・サービスへの影響 重大な影響は確認されず
業績への影響 精査中。重大な影響を及ぼす事象は確認されず

10月14日に不審なアクセスを検知、第三者による侵入を確認

同社によると、10月14日に社内ネットワーク環境で不審なアクセスの痕跡を確認し、直ちに初動対応を開始しました。その後の調査で、第三者による不正アクセスがあったことを確認しています。

10月20日の開示では、侵入に使われた経路や攻撃者がアクセスしたシステム、侵入が始まった日時については具体的な説明がありません。現在はシステムログなどの解析を進め、影響範囲を特定している段階です。

なお、今回の開示は不正アクセスの発生を示すものであり、ランサムウェアへの感染、データの暗号化や外部への持ち出しが確認されたとの発表ではありません。

個人情報・取引先情報への影響を調査、漏えいを裏付ける事実は確認されず

幼児活動研究会は、今回の不正アクセスによって個人情報や取引先情報などに影響が及んだかを調べています。10月20日時点では情報漏えいを裏付ける事実は確認されておらず、漏えいした情報の種類や対象人数も発表されていません。

「情報漏えいを裏付ける事実が確認されていない」という説明は、不正アクセス自体がなかったことや、今後の調査で漏えいの可能性が完全に否定されることを意味しません。今後、アクセス履歴の解析や保管データの調査結果によって、対象範囲の評価が更新される可能性があります。

幼児教育関連サービスを提供する企業の事案ではありますが、同社は園児・児童、保護者、従業員などの特定の属性の情報が流出したとは公表していません。現段階で対象者を限定して伝えることは避ける必要があります。

システム隔離とアカウント無効化を実施、監視を強化

同社は不正アクセスの確認後、対象システムの隔離と、不正利用された可能性のあるアカウントの無効化を実施しました。あわせて監視体制とセキュリティ対策を強化しています。

これらは不正な接続や認証情報の悪用による被害拡大を抑えるための対応ですが、開示資料では各措置の詳細、対象となったシステム数やアカウント数までは示されていません。

グループの事業活動・サービス提供への重大な影響は確認されていないとしています。業績への影響についても精査を続けており、重大な影響を及ぼす事象は現時点では確認されていません。

調査結果に応じて追加開示、関係機関への報告や対象者対応を検討

同社は引き続き原因の究明と影響範囲の特定を進め、開示すべき事実が判明した場合には速やかに公表するとしています。必要に応じて関係機関への報告や、影響を受けた対象者への対応も行う方針です。

企業の情報システム部門にとっては、ネットワーク侵害を確認した初期段階で「侵入そのもの」「情報へのアクセス・持ち出し」「業務停止」の3点を分けて評価することが参考になります。対象システムの隔離に加え、疑わしいアカウントの無効化、ログ保全、関連システムの確認を並行して進めることで、その後の調査と対外説明につなげられます。一般的な侵入手法や対策は、不正アクセスの仕組みと防止策でも解説しています。

問い合わせ窓口

幼児活動研究会は、本件について経営企画室に問い合わせ窓口を設けています。電話番号は03-6685-0732、受付時間は平日10時から17時まで(土日祝日を除く)です。

出典